「やぶきた」の由来ーお茶の品種のお話

前回はお米の品種についてお話しましたが、

今回はに日本茶の品種についてのお話です。

日本茶もお米と同じように、様々な品種改良が施され、

数多くの品種が登録されています。

ただお米と違って、品種名を前面に出して販売することが

多くはないので、皆さんが品種の名前を直接目にされることは

少ないと思います。

お茶の品種名はひらがな表記が多く、その名前もお茶に結びつく

言葉が使われていて、お米のような奇抜な名前はありません。

思いつくままに上げると・・・

「やぶきた」 「ゆたかみどり」 「おくみどり」

「さえみどり」 「さやまかおり」 「あさつゆ」 などなど。

中でも「やぶきた」がもっとも普及している品種で、

お茶全体の栽培面積の約75%を占めるといわれていますので、

ぶっちぎりのナンバーワンですね。

その名前の由来がちょっと面白いのでご紹介します。

「やぶきた」は、明治から昭和の初めにかけてお茶の品種改良に

力を注いだ杉山彦三郎という人が選抜した品種で、日本茶の代名詞的な

存在です。杉山翁は現在の静岡県静岡市の竹やぶを開墾し、集めたお茶の

種子を蒔いて茶園を作りました。その中から2本の優良系統を選抜し、

やぶの北側に植えたものを「やぶきた」、南側に植えたものを「やぶみなみ」と

命名。これが「やぶきた」の名前の由来です。

現在、その原木は静岡市文化センターへ移植され、県天然記念物に

指定されています。

次回以降も、もう少しお茶の品種のお話を続けたいと思っていますが、

大好きな「スポーツ」に関して、何か面白いニュースがあったら、

ちょっと、寄り道するかも、です。

【心斎橋GG】