美しい日本語

 お客様と接する、いわゆる接客業を永年続けています。

「言葉」は自分の意思を相手に伝える重要な手段です。

もちろん、「言葉」の奥にある「心」が大切なのですが、

言葉の選び方、話し方ひとつで「心」の伝わり方が違ってきます。

以前は、若気の至りとでも言いましょうか、やたらと業界人気取りで

カタカナ言葉を多様していた時期がありました。

「スキル」「プライオリティー」「パフォーマンス」等など、そんな言葉を

使うのが「できる男」とカン違いしていたのでしょう。今思えば、

恥ずかしいかぎりです。

 日本には古来より豊かな表現世界を作り上げてきた「大和言葉」と

いう美しくも素晴らしい表現があります。

例えば・・・、

「すごく」は「この上なく」、「適切に」は「いみじくも」、「まさに」は「まさしく」

「仮に」は「よしんば」、「結局は」は「つまるところ」、その他にも

「たまさかに」「惜しむらくは」「思いのほか」「言わずもがな」

「概ね」など、美しい響きを持って会話や文章を潤してくれる言葉

がたくさんあります。

 こんな美しい言葉を使いこなせたら、「粋」だなあと思う年齢に

私もなったようです。

ちょっと「遅きに失した」感はありますが。

【心斎橋GG】

雨と映画・・・

 梅雨に入り、雨が降ったり止んだり・・・。

ジメジメと鬱陶しい日が続いています。

小さい子供の頃は、雨の日はそんなにいやではなく、

傘をさしたり、長靴を履いたりがむしろ楽しかった記憶が

あります。雨は「子供の心」のバロメーターなのかも・・・。

 若い頃に、映画にどっぷりつかっていました。

年間100本は、映画館で見ていました。

そんな映画の中で、「雨」にまつわるものもたくさんあります。

古いところでは、ミュージカル仕立ての「雨に唄えば」は映画を

実際に見ていない方でも知っている方は多いと思います。

ちょっとマニアックになりますが、「雨のニューオリンズ」という佳作も

記憶に深く残っています。当時はあまり話題にはならず、小さな映画館で

そっと上映されました。でも、原作はテネシーウィリアムスの戯曲で、

監督はシドニーポラック、脚色したのはあのコッポラ、しかも出演が

ナタリーウッド、ロバートレッドフォード、チャールズブロンソンという

今にして思えば超のつく豪華メンバーです。とっても心に残る良い映画

です。確かDVDも発売されているので興味のある方はどうぞ。

ブロンソンと言えば「雨の訪問者」という名作もありましたね。

題名に「雨」は付きませんが、アメリカンニューシネマと呼ばれるジャンルの

名作「明日に向って撃て」の中で、「雨に濡れても」が流れるシーンも

名シーンの一つですね。邦画では、巨匠黒澤明の「七人の侍」の中の

雨の中を馬が疾走する合戦シーンも鮮烈でした。

おっと、映画の話になるといつも長くなってしまいます。

続きはまたの機会に・・・。

【心斎橋GG】