四季折々、それぞれの良さ、風情があります。
私は、春夏秋冬それぞれに好きな時間帯があります。
冬は朝。あのピンと張り詰めた肌を刺す冷たい空気が好きです。
秋は夜。かすかに聞える虫の音を聞きながらの一杯。
夏は夕暮れ時でしょうか。昼間の熱気が少し和らぎ、徐々に暗く
染まってゆく空。
春は昼下がり。ぽかぽかとした陽射しに思わずあくびが出るような
ちょっとけだるい雰囲気。
なのに・・・
今年は、「ぽかぽか」とか「春うらら」と言えるような日が一日も
ありません!
急に汗ばむような陽気になったかと思えば、一気に桜が咲き、
一気に満開。そして、コートがいるくらいの寒さに戻ったと思ったら
雨とともに桜は散り初め。
このまま、初夏の陽気から、梅雨に入ってしまうのでしょうか?
「春うらら」。「れんげ畑で思わずうとうとお昼寝。」
でも、こんな贅沢が言えるのも四季の移り変わりがはっきりと
している日本に住んでいればこそですよね。
もし日本に「雨季」と「乾季」しかなかったら・・。
想像するだけでも憂鬱な気分になりますね。
そんな人間の気持には関係なく、自然は時を刻んでいきます。
桜にはもう青々とした新芽が芽吹き、山々はその色を変えていきます。
もうすぐ「新茶」の季節です。
【心斎橋GG】