宇治の初市

 本場宇治の新茶シーズンの幕開けを告げる、

今年の「初市」が26日に開催されました。

今年は天候にも恵まれ、茶葉も順調に成育。初市も

盛況だったようです。

ご存じない方もいらっしゃると思いますが、お茶は農産物

なので「セリ」で取引されるんですよ。連休明けのピークに

なると一日のセリに何百点ものお茶が出品され、買い付けを

する茶師は、そのすべての「色」「形状」「香り」「手触り」などを

吟味して、自社の製品にふさわしい茶葉を調達するのです。

 新茶は独特の香りと風味が命です。

熱めのお湯でサッと淹れれば新芽の青々しい香りが強く、

きりっとした味に。少し冷ましたお湯なら、やさしい甘味と

スッーとした香りが絶妙のバランスに。色々な温度で

新茶を淹れてみてください。試すほどにワクワクと

お茶の世界の楽しみがふくらみますよ。

          【心斎橋GG】

遅霜

今年は桜の開花宣言から満開までの期間が短く、

もうすでに散り初めのところも見られるようです。

何日か暖かい日が続きましたが、明日明後日はまた少し

気温が下がるとか・・。

こんな気候の時はお茶業界の人間は「遅霜(おそじも)」に

特に注意をはらいます。

お茶の葉にとって「霜」は天敵といってよい存在なのです。

お茶の新芽が芽吹くこの時期の霜はお茶にとっては致命傷に

なりかねません。

茶畑に高いポールの上に大型の扇風機のようなものが

設置されているのをご覧になったことはありませんか?

実はあれは霜が発生するのを防ぐための装置です。

霜は地表と上空の気温の差によって発生します。

あの大きなファンで空気を攪拌して霜の発生を防いで

いるのです。

静岡県の気象台では全国の都道府県で唯一、「遅霜予報」

を定期的に発表しています。さすがは全国一の生産量を誇る

県ですね。  【心斎橋GG】